飼い主に甘えたい!そんな時は?

犬の飼育にはしつけは欠かせないものです。

そのため、「甘やかすことは厳禁」ということも言われ、「犬は絶対に甘えさせてはいけないんだ!」と妙な勘違いをしてしまっている人も多くいるようです。

ですが、「甘やかす」と「甘える・甘えさせる」は全くの別のものです。

犬が飼い主に甘えようとするのは当然ですし、飼い主としてもそれを100%拒否する理由などありませんよね?

愛犬に甘えられたら、それこそ”飼い主冥利”に尽きるといものです。

今回は、犬が飼い主に甘えたくなるときはどんな時か、そしてどのような心理状態にあるのかなどについてご紹介いたします。

 

飼い主に甘えたい!犬の心理状態って?

犬が飼い主に甘えたいと思う心理状態は、ほとんど人間と同じような心理状態です。

「遊んでよ~!」とか、「寂しいよ~」といったような心理状態になります。

また、飼い主に助けを求める場合も、甘えるような仕草をすることがあります。

「痛いよ~」とか、「苦しいよ~」といったような場合ですね。

いずれにしても、飼い主に信頼を寄せていなければ甘えることはありませんので、だからこそ飼い主冥利に尽きるというわけですね。

少なくとも、信頼関係の築かれていない関係であれば、そうした”飼い主の醍醐味”を味わうことは出来ないでしょう。

 

甘えてきた時は応えてあげましょう!

基本的には、甘えてきた愛犬にしっかりと応えてあげるのが理想です。

飼い主は、愛犬から見たらリーダーであり親でもありますから、しっかりとした愛情を持って接するようにしましょう。

もちろん、忙しくて相手することが難しい場合もあるかもしれません。そんな時は、ちょっとした声掛けをしてあげるだけでもOKです。

「ちょっと待ってね、後でね」といったように、声を掛けるようにしましょう。

犬の目を見て声を掛けることで、言葉は分からなくても飼い主の心理をしっかりと理解してくれます。

しかし、声掛けする際はしっかりと犬の目を見ることは絶対に忘れないでください。

犬の目も見ずに声を掛けても、犬はそれが自分に向けられた言葉であると理解する事ができません。

そうなると、飼い主に注意を引こうとさらにしつこく付きまとったり吠えたりする結果になりますので、注意が必要になります。

また、寂しさから甘えてきた場合には、目を見て声を掛けてもらえるだけで、犬にとってはとても意義深いことでもあるのです。

その代わり、相手をしてあげられる時は、存分に相手をしてあげることも忘れないでください。

 

飼い主が犬の心情を察してあげることも大切

ただ甘えてきたから相手をしてあげるというだけでなく、「なぜ甘えてきたのか」を理解してあげることも必要になります。

忙しくてなかなか相手してあげられていないのかどうか?といったように、愛犬との接し方を振り返り、スキンシップやコミュニケーション不足が起きていないかを再確認しましょう。

人間の子供と同じで、犬が甘えてくるのにも何かしらの原因があるのです。

意味もなく甘えるようなことはまずありませんので、飼い主として、愛犬との接し方を見直す契機になることもあります。

 

お互いを理解できる仲であれば「甘えすぎる」ことはない!

一度甘えさせてしまったらそれが癖になってしまい、しつこいくらいに甘えだすのではないか?と、考える人も多くいるかもしれません。

ですが、甘えるという行動は犬が愛情を求めている証拠なので、「甘える=犬のメッセージ」だと言っても過言ではありません。

それにはしっかりと応えてあげるのが飼い主の役目ですし、お互いの信頼関係を構築する上で欠かせない要素になります。

また、先にも少し説明したように、忙しくてなかなか相手をしてあげられない場合も、

愛犬の目を見て「ちょっと待ってね」と言うだけで、「飼い主が何かしているときは待たなければいけない」という習慣が自然と身に付いていきます。

メリハリを持たすことで、犬の方でも甘えていい時といけない時の判断が出来るようになります。

従って、甘えさせたからといってそれがすぐに「甘やかす」ということに繋がるわけではありません。

 

飼い主

甘える時の行動と、甘やかしてワガママになっている行動は違います!

では、「甘える・甘えさせる」と、「甘やかす」の違いはどんなものなのでしょうか?

それについて考えていきましょう。

犬が甘える際の行動としては次のようなものが挙げられます。

・擦ったり声を掛けてあげるとお腹を見せてひっくり返る

・「クンクン」や「クーン」と甘えた声で鳴く

・飼い主を舐めてくる

・飼い主に体をくっつけてくる

・どこにでも付き歩く

犬が甘えている時の行動の代表例としては以上のような行動です。

これらを見れば分かりますが、いわゆる「問題行動」と呼ばれるものはまったく含まれていませんよね?

一方、甘やかし過ぎてワガママ犬になっている場合は、とにかく吠えて訴えたりします。

「吠えればOK」という認識が定着してしまっているため、無駄吠えが非常に多くなってしまうのです。

この場合では、飼い主よりも犬が上になってしまっているという関係性になります。

確かに「甘える」という要素も含まれてはいますが、同時に「度が過ぎている」という状態になっています。

メリハリを付けた接し方をせずに、何でもかんでも犬の訴えることに合わせ過ぎてしまうと、そういう結果になってしまうので注意するようにしましょう。

犬が甘えてくるということは、言い換えれば「犬にとって安心できる相手である証拠」ということになります。

飼い主はリーダーでなければいけませんが、同時に安らぐ場所を与えてあげられる存在でなければいけません。

甘える側の犬にしても、「頼れる」「守ってくれる」という安心感があってこそということになるのです。

飼い主のことを大好きだからこそ、そばにいる時は常に甘えたくて仕方がないのです。

ましてや、働いていれば常に一緒に居られるというわけではありませんから、帰宅後やお休みの時などはしっかりと相手をしてあげておくことも忘れないようにしてください。

「甘えさせてあげる・遊んであげる」ということは、犬のストレスを軽減させる上でも有効で、問題行動も起こしにくくなります。

逆に、帰宅後もなかなか相手してもらえずにストレスを抱えてしまうと、留守中に家中を荒らしたり、無駄吠えが多くなるなどの問題行動に走ってしまう可能性もあります。

愛犬の精神状態をケアする上でも、甘えさせてあげるという行為には大きな意味があるのです。

「ワガママ犬になったら困る!」などという心配は無用です。目一杯の愛情を注いで、相手をしてあげましょう。